1951-11-12 第12回国会 参議院 本会議 第16号
国民金融公庫は、昭和二十四年六月発足以来、四回に亘つて増資しました結果、現在六十億円の資本金を以て、一般金融機関から融資を受けることを困難とする国民大衆に対して必要な事業資金を貸付けているのでありまするが、普通小口貸付は本年八月末までに八十三億八千万円に達し、本年度増資分二十億円もすでに十月末までに貸付を終り、ますます増大する資金需要に対応して、十一月以降は回収金に依存している状況でありますので、この
国民金融公庫は、昭和二十四年六月発足以来、四回に亘つて増資しました結果、現在六十億円の資本金を以て、一般金融機関から融資を受けることを困難とする国民大衆に対して必要な事業資金を貸付けているのでありまするが、普通小口貸付は本年八月末までに八十三億八千万円に達し、本年度増資分二十億円もすでに十月末までに貸付を終り、ますます増大する資金需要に対応して、十一月以降は回収金に依存している状況でありますので、この
それに比較してみますと、先ほど普通小口貸付だけの数字を申し上げたのでございますが、現在その小口貸付だけで全体として約六万五千件、直接扱いとして私どもの本支所においての扱い高が約五万件残高としてございます。こういつた状況であります。そのほか更生資金と申しまして、引揚者、戰災者その他の方々に対するものを入れますならば、それらの方々に対しては、現在高が、直接、代理を通じて三十万件の余あります。
国民金融公庫は、一般の金融機関から融資を受けることを困難とする国民大衆に対して必要な事業資金の供給を行うことを目的として一昨年六月設立されましたが、その後四回に亘つて増資を行なつた結果資本金六十億円となり、本年八月末までに普通小口貸付八十三億八千万円を貸し付け、鋭意その目的完遂のため努力して参つたのであります。
国民金融公庫は、一般の金融機関から融資を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金の供給を行うことを自的として、一昨年六月設立されましたが、その後四回にわたつて増資を行つた結果、資本金六十億円となり、本年八月末までに普通小口貸付八十三億八千万円を貸し付け、鋭意その目的完遂のため努力して参つたのであります。
第二点といたしましては、本年度における公庫の借入金につきましては、更生資金の貸付のために一般会計から三億円の借入が認められているばかりでありまして、普通小口貸付資金のための借入金は全然許されておらないのであります。
それからその他の普通の小口貸付につきましては、それを裏から申しますと、予算総則に普通小口貸付について幾らの範囲内で借入ができるということを謳わなければまだ借入をすることができないということであります。
○説明員(最上孝敬君) 先般お尋ねの点は、この予算参考書として挙げてあります二十六年度、及び二十五年度の予定貸借対照表、予定損益計算書におきまして、貸借対照表の借方に載つております普通貸付の残高三十七億五千九百万に対しまして、同じ損益計算書の利益の部に載つております普通小口貸付利子二億七千万と、それからその次にあります二十五年度における普通小口貸付二十四億六千二百万、それに対して普通小口貸付利子が一億三千四百万
普通小口貸付につきましては、件数にして〇・八%、金額にして〇・七%でございますから、回收状況は良好と申すことができるのであります。但し更生資金貸付につきましては延滯率は四〇%を越えております。
普通小口貸付の方で、貸付の線に漏れるという例につきましては、現在金庫の持つております資金の量とかあるいは金繰りの状況であまり大きな金額は勢い御遠慮願わなければならぬ場合もあるかと思います。
○舟山政府委員 この国民金融公庫の貸付の回收状況でございますが、本来の業務であります普通小口貸付というのは、非常に回收率が良好でございます。十二月末におきまして、延滯になつております件数は〇・八%、金額におきまして〇・七%、つまり一%以下の延滯率でございます。しかし他に行つております更生資金の貸付の方は、大分成績が無いのでございまして、四〇%見当の延滯になつております。
○舟山政府委員 先ほどお答え申し上げた通りでありますが、普通小口貸付の延滯比率は、件数において〇・八%、金額において〇・七%、これは十二月末日現在でそうなつております。
○大矢半次郎君 そうすると将来更生資金の回収の努力するとんとんのところまで行くのではなかろうかということですが、そうしまするというと、将来は更生資金の尻を普通小口貸付のほうで拭うということは起らない。従つて小口貸付のほうのレートは一般の情勢から見てきめて行けばよろしい、こう考えてよろしいですか。
この活動状況につきましては、二つのいわゆる普通の零細企業を中心とした小規模企業に対する事業資金の貸付の問題と、いわゆる引揚者、戰災者等に対する更生資金の貸付との二つになるわけでありますが、第一の一般の中小企業金融といたしましては、普通小口貸付になつておりますが、これは大体二十二億八千三百万円という昨年十一年末現在の貸付の状況に相成つておるのであります。
本公庫は、発足以来、国民大衆の資金需要に応ずるため再三の増資を行い、昨年十二月末までに、普通小口貸付四十二億四千万円の貸付を行い、一般の金融機関から融資を受けることが困難な国民大衆の生活を建て直し、経済の復興に寄與して参つたのであります。
最近の金融事情におきましては、国民大衆が生業資金として一般金融機関から融通を受けることは極めて困難な状態でありまして、従つて国民金融公庫に対する資金需要は甚だ多く、本年十月末までに普通小口貸付三十三億一千万円、更正資金九億五千万円の貸付を行い、本年度増資分十二億円も八月末までに貸付を終り、九月以降は僅かに回收金を貸付けているに過ぎない状態でありますので、昭和二十五年度一般会計補正予算に国民金融公庫に
本公庫は発足以来再度の増資を行い、本年十月末までに普通小口貸付三十三億一千万円、更生資金九億五千万円の貸付を行い、鋭意その目的の完遂に努力して参つたのでありますが、昭和二十五年度に入りまして本年度増資分十二億は八月までに貸付を終り、九月以降の貸付は既往の貸付金の回收金のみに依存せざるを得ず、増大する資金需要に対処するには極めて不十分な状態となつたのであります。
本公庫は発足以来再度の増資を行い、本年の十月末までに普通小口貸付三十三億一千万円、更生資金九億五千万円の貸付を行い、鋭意その目的の完遂に努力して参つたのでありまするが、昭和二十五年度に入りましては、本年度増資分十二億円は八月末において貸付を終り、九月以降の貸付は既往の貸付金の回收金のみに依存せざるを得ず、増大する資金の需要に対処するには、きわめて不十分な状態となつたのであります。